寒い街でゲームメディアの役割についてちょっとだけ考える

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フィンランドをウロウロふらふらしています加藤です。
寒いです。

さて

オウル市にやって来ました。写真は名物「オウルおじさん」。
人口は約25万人、フィンランド全体では第5位の都市で、フィンランド中部以北では最大の街です。

首都ヘルシンキよりもかなり北にあり

当然その分寒いわけです。

雪、雪、雪・・・
幸運にも今日はかなり温かい日で

体感温度で-4度くらい。
明日は15時頃が体感-13度か・・・
土曜日にヘルシンキに戻るけど-17度ね、そうかそうか、うん、

死ぬ。

オウルまで何をしに来たのか?

オウルには寒さを味わいに来たわけでも何でも無くて、仕事としてやって来ました。

SQOOLがフィンランドのオウル市で開催されるゲーム審査イベント『OGL Gate3』のメディアパートナーに!|ゲーム攻略!SQOOL.NET

海外のゲームを作り出す取り組みを日本に紹介するのが目的ですが、
同時にゲーム関係の方と話す機会を幾つか作っていただきました。

海外のゲーム関係者と話すのは楽しい。
文化的な背景が違う国であってもゲームという共通の産業の中にいることで、ああそうだよね!と思うことが多い。
もちろん、そうか、この国ではそういう感じか〜と思うことも多い。

ただ楽しく対話するだけではなくて、海外の事業者と話すときは「何かビジネスでコラボできないか」とか「日本に導入したらイケてそうな取り組みは無いか」みたいなことを探っていったりもします。

と、ここまで書いて時間がなくなったので以下箇条書き。

時間がなくなったので、ゲームメディアについて考えたことを箇条書きで

・ゲームメディアはゲーム業界が元気でないとやっていけない。だからゲーム業界のプラスになることをメディアの立場でどんどんやるべき。そのほうが儲かる。ボランティアじゃない。

・イケてる小さなゲーム開発事業者と初期から一緒にやっていくことは、ゲーム業界を良くしてメディアが存続していくのに役に立つはず。それは日本のゲーム会社に限らず、日本に参入してくる海外のゲーム会社でも良いと思う。

・メディアは良いゲームが世に出る手伝いをすることで、メディアとしてのブランディングができ、いわゆる「青田刈り」ができる。それはメディアの収益になる。その可能性があるゲーム開発事業者を僕は常に探している。それはチームになるということだから、メディアとしてそこで記事出稿扱いにするみたいなことはしない。

・日本のゲーム市場って今少し変わりつつある。ここ数年の不健全な収益モデルが崩れつつある気がする。生きのいい小さなゲーム開発事業者にとってはチャンスかも知れない。小さなゲーム事業者の成功例が積み重なれば日本のゲーム市場は変わるかもしれないし、それは日本のゲームファンにとっても良いことだで、もちろんゲームメディアにとっても良いことだし、そしてそのきっかけをメディアとしてのSQOOLが作れれば青田刈り感ハンパ無い。例えばフィンランドのオウル市のゲーム事業者が日本で大成功すればそれはとても良いこと。ゲームファンとしての僕にとっても経営者としての僕にとっても。

・小さいから、スタートアップだからという理由だけで、ちょっと良い感じだからといって、ゲーム事業者が喜ぶだけの記事を作ってあげるのってちょっと違う。一緒に手を組んで育っていくみたいな、ビジネスとして成立する関係が必要。

・何度もいうけど、その対象は日本のゲーム開発事業者に限らない。むしろ海外から突然ぐさっとやってきて超ヒットするみたいな例があると良い気がする。日本のゲームメディアはあまり海外では見ないけど、それはメディアとしてはお金になりにくいからだと思うけど、日本に無い良いものが海外にあればそれはパクるべきなので学ぶべきなので、メディアってのはそういうものを紹介して属する産業の底上げとかすると良いんじゃないか。

オウルで食べたサーモンスープ、めっちゃ美味かった!

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