異能(Inno)vation説明会

総務省の異能(Inno)vationの説明会へ行ってきました。
http://www.inno.go.jp/

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ネーミングセンスはともかく、主旨は想像よりかなり良かった。
300万でジョブズ作るとか何考えてるの?お役所的、みたいな冷めた意見が私の周りにも多いですが、直接聞いてみないと判断は出来ないよね、という事で聞いてきたわけです。

総務省の高村統括補佐の話を聞くに、かなりの軋轢と冷遇の中、相当な苦労をして今日の説明会に漕ぎ着けたという事が容易に想像できました。
全然完璧じゃ無くてむしろ今尚構想組んでます!みたいなプロジェクトですが、その状態でリリースしたのも1つの成果だと私は思います。

聴衆からの質疑応答が
「アイデア盗まれないの?秘密保持をどう担保してるの?」
「選考基準は?どうやったら審査に通るの?」
ばかりで、どっちかというとこちら側が付いていけてない感じがしました。
(若干イライラした。主催者側もイライラしたはず。)

総務省を信用できないなら応募しなきゃいいだけで、
明確な審査基準が欲しいならその他にも公的な助成金は山ほどある訳で、
今回のプロジェクトは人に対して仕組みを充てるという新しい施策ですよ、と前半に1時間も説明を受けたのに。

だいたい若い人がほとんどいない。
まとめブログとかに結構載ってたからネットの世界の住人に知っている人はたくさんいるはずなのに。

高村統括補佐曰く
「世の中を変えるプロダクトの組成ついて、現行の法律が障害になるなら法律を変えます。それが役人の仕事です。」

日本という国は、こういう人を一人一人丁寧に潰していきそうで、何となく恐ろしい気がするんですよね。

まだ投資対象に無い突飛なプロジェクトに対して国が労力と予算を掛けるという話なので、
目立った成果が出なければまたしばらくこんな話は出てこなくなりますよね。
うまく行って欲しいなぁ。

こういう芽を育てていかないといけないと思うんですよね、この国は。